俺の知り合いで坂口修一ほどの芝居馬鹿はちょっといない。 エンタメ、アングラ、新劇、コント、ミュージカル、 学生劇団、人に言えない闇仕事。 そりゃもうジャンル問わず舞台に出まくってやがる。 別名:劇団道場やぶり。または客演こうもり男、か。
馬鹿だ。何しろ掛け持つ複数の台本を覚えるため
『アドバルーンが飛ばないための監視』という 実に都合のいいバイトまでやってるくらいだ。 その坂口が一年中ずっと、月替わりの一人芝居をやるらしい。 作家陣のラインナップも節操なし。うーん、すげぇ奴っちゃすげぇよな。 ま、やりとげてみろ。やっぱこいつ、本物の馬鹿だぜ。
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「錦恋」(作・演出/伊藤えん魔)
派手なスーツは原色金ピカ。大きすぎるぜ蝶ネクタイ。
今はしがない俺達だけど、いつか成れるさお笑いの星。
目指すところは「熱い芸」か「燃える恋」?
はたまた「暑いゲイ」か「飢える恋」?
惚れた相方と手に手をとって、今日も立ちます演芸場。
道ならぬ恋に身を焦がす漫才師の色情にまみれた楽屋裏。
「あのう…、もうすぐ本番なんですが、
一体何やってんです?」
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僕はハードボイルドとは縁遠い人間です。が、やはり男なのです。とてもあこがれております。えん魔さん、ぜひマンツーマンで僕を超ハードボイルドに仕上げてください!さらに、えん魔さんの徹底したギャグ理論をも伝授して下さい。 |
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伊藤えん魔 |
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ハードボイルドとギャグを融合した
エンターテインメントを追求する「ファントマ」主宰。 巨体に似合わぬ機敏な動きと低音を操る軽妙な語り口。
シュールなネタや妖しい人物をやらせれば
比類なき関西小劇場界の怪優である。 現在、朝日放送にレギュラーラジオ番組「伊藤えん魔のAMam」。 ぴあ「えん魔様に懺悔なさい!」、サンケイ新聞「顔出し道場」にコラム連載中。 MBSオーサカキング、リーガロイヤルホテル・ミステリー、一心寺恐怖百物語他、バラエティ・イベントの仕掛人でもある。
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