2009年03月10日

「さようなら、大林さん」公演情報


坂口修一二人芝居
「さようなら、大林さん(芝居のタイトルではありません)」

公演終了しました
演目/
『命を弄ぶ男ふたり』作/岸田國士
『snow to fine(雪のち晴れ)』作/原野貴文
演出/サシマユタカ
出演/坂口修一と大林剛士
日程/2009年3月10日(火) ~11日(水)
いずれも19:30開演(※40分前受付開始、20分前開場)
会場/インディペンデントシアター1st(大阪市浪速区日本橋5-12-4 ジャングル本店1階)
料金/前売り2000円 当日2500円

チケット取り扱い/

メール:takeshi_shuichi@yahoo.co.jp電話:06-6647-8243(制作 righteye かさはら)
※メールとお電話で予約の場合は、お名前、ご来場日、枚数、お電話番号をお伝えください。
こちらからの返信をもって、予約完了といたします。
スタッフ/音響:児島塁(Quantum Leap*)、照明:児嶋博之、舞台美術:柴田隆弘、
宣伝美術:山口良太(slowcamp) 、制作:笠原希(righteye)、写真:森達行
お問い合わせ/制作 righteye かさはら
電話:06-6647-8243
公演当日は⇒080-5324-9671


芝居をすっぱりやめて、大阪から岡山にひっそりと去ろうという大林剛士の衝撃の告白を聞き、
立ち上がらなくてもいいのにこの男が立ち上がった!
■坂口修一 談
僕が芝居を始めた時から大林さんはいつも隣にいました。
関西大学の学生劇団、展覧劇場の1こ先輩、大林剛士。
その後、タントリズムを一緒に旗揚げ、解散までずーっと一緒に芝居をしてきた唯一の先輩です。
僕の目の黒いうちはひっそりとなんてやめさせません!
最後にどかーんとひと花咲かせましょう~!
僕が華々しくプロデュースしてみせます!
二人芝居にしてがっつり絡みましょう!
そして僕の成長を見届けて下さい!そして先輩の最後の演技を僕の胸に、観客に刻み込んで下さい!
最後なんだから、そりゃ最高の演技が出来るでしょ!
「そんなプレッシャーいらんねん。芝居に自信ないからやめるねん、ひっそりとやめさせてくれ。。」
本人の意思をまるっきり無視して大々的にいっちゃいます!
この公演は坂口修一の坂口修一による坂口修一のための、
役者大林剛士の最後のそして最高の公演です。
■大林さん 談
「最初は嬉しかったけど、今はいい迷惑です。」
大林さんにその気になってもらうためスタッフも懐かしの顔ぶれ
学生劇団「展覧劇場」出身にしてタントリズムの劇団員だった思い出メンバーを集めました!
演出:サシマユタカ
音響:児島塁
照明:児嶋博之
   
こんなイベント最初で最後だ!
「さようなら、大林さん(芝居のタイトルではありません)」


大林剛士からのコメント
「馬場さんの死に水はオレがとる!!」
アントニオ猪木が勝手に晩年のジャイアント馬場に宣言した言葉です。
馬場のノーリアクションな対応がとても素敵だったのをよく覚えています。
「大林さん!最後に一緒に芝居しましょう!」
坂口が電話で言ってくれた一言です。
ボクは馬場のようにノーリアクションではいられませんでした。
不覚にも、涙がでそうになりました。
あぁ、長いことお芝居やってきてよかったなぁと。
この一言もらっただけで、オレの芝居人生オツリくるわと。
えー、坂口もこのblogで書いてくれてるんですが改めまして、私、大林剛士は、役者を辞めて田舎に引っ込むことにしました。
まあ、いろんな思いや事情があるんですが、それが今のところ、ボクがとれるベストの選択だと思いまして。
ほんで、お世話になった人にだけ挨拶して、まあスッと帰ろうと思ってたんですけど、この坂口の熱いラブコールにコロッといかれまして。
まぁこれが運の尽きでしたね。
ほんっと、ヤツは嫌になるくらいジャイアンなんですよ!
あんま大袈裟にしてほしくなかったのにいつの間にか公演名は「さようなら、大林さん」と大々的に銘打たれるわ、写真撮影すりゃあジャイアントスイングでオレを振り回すわ、稽古すりゃあえらい細かくダメ出ししてくるわ、飲みにいきゃあ8割アイツがしゃべるわ年下のくせにちょいちょいタメグチになるわ・・・もうね、ほんと今となってはただの迷惑です。
でもね、なんやかんやいって、ボクはそんな゛ジャイアン゛坂口をスゴイと思ってます。
なんせ、1年間週1で一人芝居をやった男です。
前人未踏です。
そんなことジャイアンしかできないです。
あれは「火曜日のシュウイチ」ではなく、「ジャイアンリサイタル」なのです。
そんなヤツとガッツリ最後に二人芝居・・・あぁ、五体満足で田舎に帰れるかな・・・。
皆さん、ボクの最後をぜひ見届けてください。
ボロボロになってもジャイアンにむかっていくのび太の姿を眼に焼き付けてください。
ドラえもん第6巻「さようなら、ドラえもん」の感動を感じてください。
観にきてくださる皆さんは、ボクにとってのドラえもんなのです。